2024年04月12日サンキ建設
北区H様邸の施工現場の様子をお伝えします。
H様邸では、母屋とは別棟で車2台を止めるための
平屋のガレージを建てています。
車2台分が出入りするための大開口を確保しつつ耐力を保つために、
株式会社ダイドーハントの「フロッキン狭小壁」
という耐力壁を使用しています。
耐力壁は、建物が地震や風圧などの水平方向に対する
圧力に耐えるための役割をもっています。
一般的な木造の建物では、耐力壁として
筋かいや、構造用合板といった面材を使用しており、
筋かいは柱芯910mm、面材は柱芯600mm以上の幅が
必要になります。
今回使用しているフロッキン狭小壁は、柱芯350mm幅で
耐力壁としての認定を受けているものになります。
狭小地での幅の狭い建物やビルトインガレージのある建物、
大開口を設けたい建物等に使用されることが多いです。
ただし、こちらの耐力壁を使用するためには
許容応力度計算と呼ばれる、木造では3階建以上の建物などに
義務づけられた構造計算にて設計しなければなりません。
H様邸のガレージも許容応力度計算により
耐震等級3の耐震性をクリアし、
実用性と安全性を両立した建物となっています。