2024年04月22日サンキ建設
北区H様邸の、無垢材を使用した造作階段です。
暗くなりがちな階段部分ですが、H様邸では
2階バルコニーから差し込む自然光によって
明るい階段空間となっています。
下段部分を箱型階段、上段部分をオープン階段にしており、
箱型階段部分には収納スペースを設置し、
オープン階段下はキッチンへと通り抜けられる回遊動線となっています。
親柱(支柱)は、職人さんの手によって桧の無垢材を
加工したものです。
四隅の面取りをして角をなくすことで
手ざわりと見た目にも柔らかな印象に仕上げました。
上部には大工さんの手加工によるギボシが乗っています。
木材特有の柔らかい質感を生かして
あたたかい雰囲気の階段空間になりました。
ちなみに・・・
擬宝珠(ギボシ)とは、
建築装飾のひとつで、主に神社・寺院・橋の階段などの
支柱の上に設ける飾りのことです。
葱の花に形が似ていることから「葱台(そうだい)」と
呼ばれることもあります。
手摺にはフラットバーを使用して、
すっきりとした開放感のある空間となっています。
階段横には、アップライトピアノを設置する予定です。
階段の吹抜を通じて、家の中をピアノの音色が
心地よく響いている様子が想像できます。