住宅性能高断熱高気密住宅について

高断熱高気密住宅について-8 施工の精度

2022年12月02日サンキ建設 布垣 友義

高断熱高気密住宅は誰に頼むのが正解なのか?

『設計・施工に不慣れな会社や職人では、計画された性能が出せない。』

 ??? これはどういう意味なのでしょうか。

施工面から考える高性能住宅

断熱性能や施工性、耐火性、気密性、性能を長期間維持できるか等を考えて、設計より指示された断熱材。

施工面で大切なのは、その性能を発揮できるように施工できるかということです。

実際に施工するのは、職人さんなので、その人がその材料を選択された意味と施工方法を理解し、その材料に適した施工方法をどれだけ丁寧にできるかとその材料の施工実績、熟練度によって変わってきます。

ただ単に、施工手順に従って施工するのと、なぜそのような施工手順が定められたのかを理解し、ケースバイケースに対応し、施工手順に載せきれていない細部を考えて施工するのでは、性能に大きな差が出てしまいます。

現場監督の重要度

職人が丁寧に施工しても人間がすることなので、完全でないかもしれません。それを見つけて直さすのも監督の仕事です。

そのためには、監督が前述したように、その材料を選択された意味と施工方法を理解し、それが出来ていなかった時にはどうなるのかを考え、職人に伝え、直さすことが出来ないといけません。

口で言うのは簡単ですが、それだけの知識を持ち、職人に直さすだけの人間関係、力関係があるのかが重要です。
常日頃の知識習得、職人との付き合い方によっても変わってきます。

このあたりも設計士と同じで、経験と知識と気力と時間的余裕によります。

では時間的余裕とはどういうことでしょうか。

一人の現場監督が、対応できる仕事の量には限度があります。

その限度を超えると、本来やらねばいけない仕事、図面の読み込み、設計士との打合せ、施主様への報告・打合せ、現場の細部の納まりの検討、将来不具合が発生しないかの検討、諸材料の選別・発注、現場の巡回、進捗状況のチェック、職人の手配・打合せ、希望通りに現場が収まっているかのチェック、職人への指導・監督、諸材料の数量や状態のチェック、現場の近隣方々への配慮・応対・・・
本当にたくさんのことをこなさなくてはいけません。

これらのことを行うには、適正な量というのがあります。
それを超えると、目が行き届かなくなり、発揮すべき性能が出せないということにつながります。

では、どこに頼めばいいのでしょうか?



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