2013年03月14日サンキ建設 布垣 友義
都市部でも、坂のある場所に行けば、
隣地と高低差がある土地を結構見かけると思います。
その高低差が、30cmや40cmならいいのですが、
1mや2mのところもあります。
ちょっとしたガケ状になっていたり、
昔なら石垣を積んでいたようなところです。
現在は、基本的に石積みは認められないので、コンクリートのよう壁をつくります。
よう壁自体は構造計算をするので、強度は確保されるのですが、
問題はよう壁が完成後、土を埋め戻すところにあります。
実は、よう壁をつくる際には裏の部分の土を掘るのです。
形状は何種類かあるのですが、一般的には重力式かL型とします。
上の重力式はよう壁自体の重さで土圧を受けます。
一方下の、L型は土の重量で、よう壁の転倒を防ぎます。
どちらも工事の際に後ろの土を掘って、よう壁工事完了後に、
土を埋め戻すという工事手順になります。
この埋め戻す際に、前回の①のように、土が軟らかくなるのです。
つづく