設計の段階で高気密・高断熱・耐震設計の住宅になっていたとしても、施工状態によっては、設計どおりの性能の家が出来上がるとは限りません。
「高気密・高断熱・耐震設計」と、言葉では簡単に言えますが実際の現場できちんとした性能を出すことは、そう容易ではないのです。サンキ建設でも性能を上げるためにさまざまな試行錯誤を繰り返して来ました。
特に気密に関しては、専用の部材を本当にきめ細かく、地道にコツコツと施工するのです。これをいかに丁寧にするかで性能が大きく変わってきます。
設計性能を実現できたかどうかによって、住み心地だけでなく10年後20年度の資産価値も大きく変わってしまいます。
家づくりに携わる者ひとりひとりが出せる力と心を尽くして、お施主様にお喜び頂ける家をおつくりしています。
家は、精密機器のように工場で作られるものではありません。一棟ごとに異なる仕様や仕上げ・納まりなど、各工程の職人が入れ替わり立ち代わり現場に入り、手仕事で家を作り上げていきます。その各工程の中で現場監督は細かい部分にまで留意し、全体をまとめ上げて行きます。
工事が進む中でお施主様から『もうちょっとこうしたい!』というご要望や、監督自身の経験から『こうした方がいい』との意見が出る事もあります。よりよい家づくりにする為、現場で調整できる事にはとことんお付き合いし「お施主様のイメージに沿った住み心地の良さ」を実現したいと取り組んでおります。現場に目が届く、適正な仕事量が維持されているからこそ可能な事です。
お引き渡し後も『〇〇監督いますか?』と気軽にお施主様からお電話を頂いており、大変嬉しく思っております。
一級建築士や二級建築士資格を持つ現場監督、高い精度が求められるSE構法の家も担当する現場監督が、長年のキャリアの中で積み上げてきた実績や知識を元に、それぞれの現場で最適な施工を行えるよう、きめ細かな判断を下しております。
ハウスメーカーの施工棟数は膨大ですが、ひとつひとつは地域の下請け工務店などがマニュアルに沿って施工しており、場合によっては他により良い方法があるのに規定によって変更が許されず、納まりが悪くなることがあります。注文住宅のように一軒一軒の納まりが違う建築現場では、場面に応じて豊富な施工実績をもとに柔軟に判断する方が、スマートに納まることが多いのです。
サンキ建設では長年に渡る実績や経験により、お施主様にとって一番の方法を判断して進めて参ります。
設計ができたら下請けの施工会社に丸投げし、後はたまに担当者が現場に顔を出す。その様な事をサンキ建設では行いません。また、設計者と現場監督が机を並べて仕事をしていますので、ちょっとした納まりや材料の事など都度打ち合わせを行い、設計と施工が一枚岩になってお施主様の想いのこもった建物をおつくりいたします。
省エネや住宅性能への意識が高まり、技術もどんどん進歩している住宅業界。勉強・研究を重ねて新しい考え方や技術を学び、日々、施工技術の向上に努めています。
私たちが皆さまにとりわけご覧いただきたいのは、多数の施工実績によって蓄積したノウハウを存分に発揮できる、建築現場です。サンキ建設の施工中の現場を、何度でも、ぜひご覧ください。
「商品」や「物件」としての家では到底なし得ない、細部にわたるきめ細やかなこだわりを、サンキ建設は大切にします。