2024年06月05日サンキ建設
京都市内の密集地にSE構法にて新築された家をご紹介します。
間取りを立体的に工夫し、密集地でも光と風が通る
開放感のある空間に仕上げました。
耐震等級3の確かな耐震性能と大きな開口部が可能な
SE構法をご採用いただきました。
〇建物性能値
・断熱等級6(UA値 0.46)
・耐震等級3(SE構法)
・C値 0.20
ダイニングにはベンチを造作しました。ベンチは階段下へと続き、
階段下スペースと一体化するようにデザインしています。
ベンチ下のスペースはカゴや引き出しを入れて収納としても
使うことができます。
材は35㎜厚の集成材を使用しています。
今回は、ステンで色を入れた上からウレタンクリア塗装を
施すことで柔らかな発色にしています。
ツヤを少なくすることで木本来の風合いをできるだけ
なくさないよう仕上げました。
ウレタンクリア塗装は表面に樹脂の塗膜ができるため
水や汚れがついても軽くふくだけでお手入れができます。
また、定期的な塗り替えも必要ないので、
メンテナンスの手間が少ないことも良い点の一つです。
背もたれは、材の角を削り滑らかにし、わずかに角度をつけて
取り付けることで座り心地にこだわりました。
大工さんの手によってつくられる造作家具は
お施主様のご要望に合わせた一点もので、
既製品にはない温かみが感じられます。
寸法も自由になるので、空間に合わせて無駄のないサイズで
作ることができます。
ただ、使用箇所や経年変化を見越した最適な材の選定や、
他の建具や構造材との取り合いを考えた納まりなど
設計と施工の知識、経験、技術が必要になります。