2012年11月20日サンキ建設 布垣 友義
建物を建てる際に、重要な要素の一つに地盤の解析があるのは皆さんご存知の通りです。
しかし、この地盤の解析がわかりにくいと言うこともご存知だと思います。
地中のことは、建物の構造躯体と異なり、直接見えないので、地盤調査に頼らざるを得ないからです。
設計士がその地盤調査のデータをきちんと読み取るかどうかで、基礎の設計が変わってきます。
地盤インスペクターとは、「地盤」+「インスペクター」の造語で、地盤の事故を減らして行くために、専門家を養成しようとして出来た制度です。
ここでいう「地盤」とは、建物の土台となる地盤、そのための地盤調査、住宅を支える基礎、地耐力不足の場合の地盤対策工事を含めた概念を言います。
また「インスペクター」とは、直訳すれば検査官ということで、上で定義した地盤に関わる、地盤調査による地盤の検査、地盤調査報告書の照査(検査)、地盤対策工事の検査等のことを言います。
幸いにして当社では今まで地盤の事故はありませんが、これからもより安心な建物を設計施工していく上で、必要な知識だと思い、今後も知識の研鑽に励んで行こうと思っています。