2013年02月15日サンキ建設 布垣 友義
建物を新築するとき、地盤調査をして、地盤が計画建物の荷重に耐えられるかどうかを検討するのはご存知だと思います。
地元の建設業者で経験が多い場合、今までの施工実績と経験で、この地域のこの場所でこの宅地経歴、近隣状況なら、地盤はこの程度だろうとある程度予測することが出来ます。
当然ながら、地盤調査をしてデータの裏付けをきちんととりますが、こちらの予想通りのデータなら、納得。
しかしまれに、予測と違うデータが出てくる場合があります。
その時に、どう判断するのかが大きなポイントになってきます。
もう少し身近な例を出してみますと、なんかどことなく体の調子がおかしいと思った時、お医者さんに行かれたら色々な検査をされますよね。
そのデータを見て、明らかにいいか悪いか判断出来るときはいいのですが、グレーゾーンになったときや、一つ一つのデータは適正範囲内だが、総合的に見るとおかしいんじゃないか、
また、データは範囲外だが、別に心配するほどではないとか、お医者さんによって判断が違ってくることってありませんか?
これはやはり、教科書通りにいかない、知識と経験によるところが多いと思います。
それでも納得がいかなかったら、別の角度から検討することもあります。
話をもとに戻すと、地盤についても同じような考え方ができると思っています。
昨年の11月20日のブログでも書きましたが、地盤は目に見えないので、データに頼る部分が多いためです。
そこで、問題になるのが、調査方法と解析基準です。最近、立て続けに予想外のデータがでましたので、少し解説してみようと思います。
つづく
地盤インスペクターのいる工務店
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