「パッシブデザイン」の家住宅性能

冬暖かく夏涼しい「パッシブデザイン」の家って?-5 2.室温の上昇を抑える遮熱設計-2

2018年08月30日サンキ建設 布垣 友義

各方位による日射遮蔽対策

  南面の対策

太陽高度が夏至と冬至で大きく違うことはご存知の通りです。
具体的にどれくらい違うかと言えば、真南方向の時、夏至で78度、冬至で30度、春秋分で54度を目安に考えます。(地域によって角度は変わります)
つまり、夏場の昼は急角度で日が差しますので、窓の上に、庇などの日射を遮るものを使用しますが、長すぎると冬場の光が入らなくなるので、隣家との状況等を考慮して決めていきます。

  

  東面・西面の対策

前回でも説明したように、
夏場は、南面より東・西面の壁の方が多くの日射を受けます。
特に、西面は気温が上がる午後2時以降に日が当たるので、しっかりとした対策が必要になります。
東・西面の日は、太陽高度が下がり、横から日が当たるので、庇では役にたちません。すだれやブラインドなどの対策が有効となります。

  

  北面の対策

真北面でも、春分から秋分の間は、直射日光があたります。
冬の間は、日が当たりませんので、断熱性能を合わせて考えます。

次回は、
遮熱手法について説明します。




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