2019年11月27日サンキ建設 布垣 友義
なぜ住宅に断熱性能が求められるのでしょうか?
すぐに頭に浮かぶのは、省エネルギー性能が上がるからではないでしょうか。
もちろんそうなんですが、もっと大事な理由があるのです。
住宅の断熱性能が上がると、暖房をしている部屋と廊下・トイレなどの暖房をしていない部屋との温度差が小さくなります。
そうするとヒートショックになりにくくなり、心筋梗塞や脳卒中になる要因を減らすことが出来るのです。
※ヒートショックとは、冬期に暖かい部屋から寒い部屋へ移動すると、血管が急に収縮し、血圧が急上昇すること。
同じ室温でも、床・壁・天井の温度が低いと寒く感じ、床・壁・天井の温度が高いと暑く感じます。
冬、外気温が同じ場合、断熱性能の高い家は断熱性能の低い家より床・壁・天井の温度が高くなるので、体感温度は高くなります。
夏の場合は、その逆のことが言えます。
その結果、健康の改善や光熱費の削減につながります。
次回は、
熱の伝わり方について説明します。