「パッシブデザイン」の家住宅性能

冬暖かく夏涼しい「パッシブデザイン」の家って?-10 4.暖房効率をあげるための設計

2020年04月13日サンキ建設 布垣 友義

太陽を上手く利用して暖房効率を上げるには

これまで「通風」「遮熱」「断熱」について説明してきましたが、今回は「日射熱利用」について説明します。

・快適な家を実現するために、「遮熱性能」を上げる。
日光が家に入ると熱になり室内温度を上昇させるので、遮熱性の高い部材を使用して熱の侵入を防ぐとよいという説明をしました。

・快適な家を実現するために、「断熱性能」を上げる。
屋内と屋外の熱の移動を小さくすると、屋内の温度が一定に保たれ、快適性が向上するという説明をしました。

では、おひさまは不要なのでしょうか?

遮熱性を上げると、夏の冷房効率が上がります。
断熱性を上げると、冷暖房効率が上がります。
太陽光を上手く利用出来たらどうなるのでしょうか?

答えは、冬の暖房費が少なくてすむようになります。

今までの説明と反するようにおもいますよね???

そう、確かに反対のことを言っているようですが、
一つ一つの条件をバランスよく計画することで、
冬暖かく夏涼しい「パッシブデザイン」の家
をつくることができるのです。

そこで設計者の能力が問われるのです。

そういう意識と知識を持った設計者と巡り合うことも非常に大事なことです。




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