住宅会社の選び方家づくりのイロハ

家づくりのイロハ-9 「住宅会社の選び方」-3 ローコストならパワービルダーがいい?

2016年08月22日サンキ建設 布垣 友義

今回は、準大手・パワービルダーについての説明です。

準大手とは、複数の都道府県を商圏として年間数百棟以上の注文住宅を建てている会社で、
パワービルダーとは、年間数千棟の土地付き住宅を販売している会社のことです。
当然、注文住宅と土地付き住宅では営業手法は全く異なります。

パワービルダーは、主に土地から購入する一次取得者をターゲットに、販売する分譲会社の中でも飛び抜けて多くの戸数を供給をしています。
ほとんどの分譲業者は年間数十棟の販売なので、その販売戸数に圧倒的な差があるため、パワービルダーと呼ばれています。
2013年11月に関東圏を中心とするパワービルダー6社が経営統合すると
発表され、前年度の販売戸数の合計は2万6千戸を超えています。
これは住宅最大手のセキスイハウスの1万7千戸を大きく超える数字です。
1社でこの数字はすごいのですが、年間住宅着工戸数は80万戸あるので、
ほとんどは地元密着の会社が建てているというのがわかります。

準大手は、ローコスト系の会社が多く、主に注文住宅を販売しています。
ここで気になった方もおられるかもしれませんが、注文住宅なのに「販売」しているということです。

ハウスメーカーと同じように、注文住宅といいながら、商品としている点です。

特にローコスト系は、坪30万円台~といった低価格を売りにしています。
当然安いのには理由があります。
ハウスメーカーに比べて、より選択肢を少なくし、
標準仕様では安いのですが、オプションをつければ価格が上昇するということも考えられます。


また、営業期間を短くし、ひどい会社では、契約までに3回以上折衝しなければいけないようなお客様は相手にするなとまで言っているそうです。
細かい要望は望めないことが多いでしょう。

両者に共通するのは、低価格を売りにしている点だと思います。

家創り にこだわりを持たず、
「まあ住めたらいいよ」という考えなら、この選択肢はありだと思います。
ただ、標準仕様などは十分検討してから判断することをお薦めします。

では、今日はこのへんで。




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