2022年11月22日サンキ建設 布垣 友義
前回に続きメリットの説明です。
2022年10月からフラット35Sの制度が変わり、金利A・Bの断熱基準が引き上げられ、新たにZEHタイプが新設されました。
ZEHタイプでは、当初 5年間▲0.5%、6~10年目▲0.25%、
金利Aタイプでは、当初10年間▲0.25%、
金利Bタイプでは、当初 5年間▲0.25%、
金利の優遇が受けられます。
省エネ性能の高い住宅ほど限度額が高く、2024年度以降は省エネ性能の低い住宅は対象外となります。
長期優良住宅等
2022~2023年入居5000万円、2024~2025年入居4500万円
ZEH水準住宅
2022~2023年入居4500万円、2024~2025年入居3500万円
断熱等級4住宅
2022~2023年入居4000万円、2024~2025年入居3000万円
その他の住宅
2022~2023年入居3000万円、2024~2025年入居 控除なし
となります。
⼦育て世帯や若者夫婦世帯が注文住宅を建てる場合に支給される「こどもみらい住宅支援事業」。
この事業でも省エネ性能が高いと補助金額がたかくなります。
ZEH水準住宅 100万円
長期優良住宅等 80万円
断熱等級4住宅 60万円
その他の住宅 補助なし
これ断熱性能以外にも満たさないといけない条件があります。
省エネ基準への適合が義務化されると、これまでの最高等級だった等級4は、最低等級になりますので
適合していない住宅の価値は相対的に低く評価されることになります。
性能の高い住宅を建てることは、住まいの「資産価値」の面でも格差を生んでしまう可能性があります。
次回はデメリットについて少し詳しく説明します。