2022年11月06日サンキ建設 布垣 友義
最近クローズアップされている「高断熱高気密住宅」。
建物には「建築基準法」や「景観条例」といった法令で最低限の建物強度や防火性能、外観について法的規定がされています。
しかし、断熱や気密性能といった省エネ性能には法的規制はありません。
その代わりに「省エネ基準」と呼ぶ「数値基準」を設けて、「高断熱化」を誘導しています。
その基準が。今年大きく変わりました。
耐震等級などと同じで等級が設けられているのですが、これまでの最高等級は「4」で平成28年基準と呼ばれています。これは平成11年の「次世代省エネ基準」とほとんど変わっておらず、23年前のレベル、しかも努力目標のようなものでした。
これが、「2050年カーボンニュートラルの実現」という目標によってやっと改正されたのです。
2022年4月1日に「5」、2022年10月1日に「6」「7」が新設されました。
そして2025年からは「4」は全ての新築住宅に義務付けとなります。
今までの最高等級が最低等級になるということです。
では、新設された等級5~7とはどういうものなのでしょうか。
次回からそれを説明していきます。