「パッシブデザイン」の家住宅性能

冬暖かく夏涼しい「パッシブデザイン」の家って?-6 2.室温の上昇を抑える遮熱設計-3

2018年09月10日サンキ建設 布垣 友義

遮熱手法について

では、具体的にはどうやって熱を遮断すればよいのでしょうか。

そもそも日光は家に入り、床や壁に当たることで熱に変わります。
つまり、家の外で熱に変えてやればよいと言うことです。

すだれや外付けブラインドをつけると効果的に遮熱ができます。
あと、内障子や内付けブラインド、カーテンも用います。

それと新築の場合、窓ガラスの種類を選ぶことも重要です。

最近は単板ガラスを使うことはなくなりましたが、
複層ガラスに種類があるのをご存知でしょうか。
一般複層ガラス、Low-eクリアガラス、Low-eグリーンガラスがあります。
Low-eクリアガラスは、冬の暖かい日差しを取り込みながらも断熱効果のあるガラスです。
庇などの日射対策をした上で、南側の窓に使用すると、夏は日射を遮り、冬は暖かい日差しを取り込むことが出来ます。

Low-eグリーンガラスは、優れた断熱効果を発揮しつつ、夏の強い日差しをカットするので、西側や東側に使用します。

次回は、
快適な環境を実現する断熱設計について説明します。




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