2016年10月15日サンキ建設 布垣 友義
今回は 工務店 について説明します。
これまでに何度もいってきたように、家創りにおいての正解とは、施主様の建てたい家を建てるのにどこに依頼するかを間違わないことです。
ハウスメーカーにはハウスメーカーの、設計事務所には設計事務所の、建売には建売の、パワービルダーにはパワービルダーの、工務店には工務店の、それぞれの長所欠点があります。
「きめの細かい設計が出来る、適正価格が期待出来る、アフターケアが十分に受けられる」ということではないでしょうか。
「きめの細かい設計が出来る」のは、
ハウスメーカーやパワービルダーのように、大量の家を建てることはしません。プロの設計士がその施主様だけのために、丁寧に要望を聞きあげ、メリット・デメリットを説明し、設計に反映していきます。ハウスメーカーやパワービルダーのようにルールを決めマニュアル化した商品を売るのや、建売業者のように土地を主体に考え、家はその次という考え方とは根本的に違うからです。
高額な広告や莫大な経費のかかる展示場も出しませんし、高給な営業マンもいりません。そのため会社の維持管理費や人件費が少なくてすむからです。
仮住まいを無償で提供するということもしません。建替工事の場合どうしても一旦仮住まいへ移っていただかねばなりません。ただ今までの経験から「どこでもいいよ」とおっしゃる施主様はほとんどおられません。やはり工事中の現場を見たり、通勤・通学の関係や、ご近所付き合い等々の関連で、仮住まいの場所は限られてきます。仮に無償で提供するために仮住まいを持っても、結局は利用せずに空き家でおいておくことになります。当然その経費も工事代金に含まれます。借りてもいないのにその経費を分担させられたらお施主様は迷惑だと思います。
地場で生き残っていかなくてはいけないので、地元の評判を大事にします。また、将来の増改築や紹介をいただけるように顧客を大切に考えます。社員の転勤もありませんし、なにより「人がいい」人間が多いような気がします。
とは言え、すべての工務店が良いとは言えません。質の悪い工務店(人をだまそうというのではなく、能力が低いということです)もあることは事実です。
では、どうやって見抜けば見抜けばいいのでしょうか?
それは次回に説明します。