2016年08月08日サンキ建設 布垣 友義
では、もう少し具体的に見て行きましょう。
ハウスメーカーは、
全国を商圏として考えています。
地方の拠点に大型工場を造り、会社の特長を持たせた商品を大量生産し、多くの営業マンを採用し、大量に販売します。
ハウスメーカーで建てる最大のメリットは、なんと言っても「ブランド力」と変なものを建てられることはないだろうという「安心感」ではないでしょうか。
特に商品化率の高い会社は設計の自由度は低いですが、自社の商品に実験をし、性能を確保しています。
ハウスメーカーでも、商品化率を上げず、自由度の高いメーカーもあります。
ただどのメーカーでも、会社の規模が大きいので、大量の家を販売しなくてはいけないのは同じです。
そこで、大量販売をするために、多くの非現実的な住宅展示場を出展し、大量の高額な広告を行い、多くの社員を雇用しなければいけません。
この莫大な経費は当然1棟1棟の建物から回収されています。ですからハウスメーカーの家はおのずと高くなります。
また、多くの営業マンを採用し、大量に販売するために、ルールを決め、出来る出来ないを決めて、マニュアル化しなければいけません。
つまり、車と同じように「商品化」するわけです。
こうすることによって「大きな失敗・欠陥」を防ぐことが出来ます。それでも営業マンのレベルによって大きく差がでます。
ハウスメーカーに頼むなら、知識・経験の豊富で相性の合う営業マンを探してください。
決死て、頑張って通ってくれるから、とか
今月中ならキャンペーンですから、という理由で決めないでください。
数千万の買い物ですよ。失敗してもやり直せません。
どの業界でも同じですが、社員のレベル差って結構ありますよね。
そう簡単に人は育ちません。
とはいえ、「ブランド力」や「安心感」には代え難いと思われたら、
「ハウスメーカーという選択肢もあり」 だと思います。
次回は、準大手、パワービルダーについて説明します。