予算家づくりのイロハ

家づくりのイロハ-6 「予算」-4 住宅ローン対策

2016年07月09日サンキ建設 布垣 友義

今回は、ローンの申請をする前に注意する点について説明します。

住宅ローンを借りる場合、金融機関の審査を受けます。
年齢、収入、勤続年数、勤務先、職務内容、自己資金の額、土地・建物の評価、他の借入状況、返済実績・・・
色々な面から、長期間のローンの返済が可能かを審査します。

昔と違って、今は保証人を立てずに、保証会社に保証料を払って保証してもらいます。
ローンの審査はこの保証会社と金融機関の両方が行います。

その保証会社がまず最初に審査する内容があります。
それは、個人信用情報機関による信用調査です。
これに通って初めて具体的な審査に入ることになります。
つまり、これに通らないとその時点でアウトとなります。

では、どういう場合にアウトになるのかといいますと、
消費者金融からの借入。これは一番嫌われます。


最近の消費者金融は大手の銀行のグループになっていて、テレビCMでおなじみなので、悪気なく気軽に借りておられることもあります。


これが複数あるとまずアウトです。
たとえ約定通り完済していても、借金体質だと思われるからです。

次に、クレジットカードやカードローンも要注意です。
実際に借入がなくても、限度額までは借金可能と見なされ、不利になる場合があります。
不要なものは解約しておきましょう。

また、自動車ローンや通販の分割払いの借入状況や返済実績がわかります。
こういったものは、前もって返済しておきましょう。

もし心当たりのある方は、住宅会社の担当者へ正直に伝えてください。
ケースバイケースで対応ができる場合があるかもしれません。

個人信用情報機関は自分でどんな情報が登録されているか、調べることも出来ますが、その情報も残ります。
以前に「ローンの申込を他でして、断られた人か」と判断される可能性もありますから、無用な信用調査は絶対にしないようにしてください。

この審査が通れば、あとは具体的な借入可能額や金利など判断となりますので、審査のテーブルにのることが出来ます。

借入可能額が決定すれば、予算の割り振りはおのずと決まってきます。

次回からは、住宅会社の選び方について説明していきます。




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