2012年01月17日サンキ建設 布垣 友義
1995年1月17日午前5時46分52秒。
私達建設業に携わる人間が忘れてはならない日。
建物が直接凶器になった瞬間です。
私も現地に行きましたが、現実とは思えない光景が今でも脳裏に焼き付いています。
こんな悲劇は二度と起こしてはいけない・・・・・
それ以降建物の耐震性を飛躍的に向上させるために、
官民あげて研究・実践をしてきました。
重量木骨の家もその時の教訓をもとに開発されたものです。
耐震性だけが重要なのではありません。
ただ、建物は人の命を守るものでなくてはいけません。
これは、最低条件だと思っています。
昨年は東日本大震災。長野県北部地震。・・・他
日本でM5以上の地震は去年1年間だけで14回もあったそうです。
東日本大震災後も現地へ行ってきました。
阪神・淡路大震災とは違い、揺れによる建物の崩壊は少なく、
津波によるものなので、防災対策は異なる部分も多くなります。
ただ、基礎と建物の緊結が強固な建物は、
木造でも残っていたのが印象的でした。
私達の仕事は、
お施主様の「命」と「財産」を守る仕事であることを
忘れずに業務に励んで行きたいと思っています。